心を積極的にする極意 No.027

対人関係
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心は放っておけば、マイナスの方に傾いていく

心は放っておけば、どんどん暗い方に、マイナスの方に傾いていくように出来ているようです。その勢いたるや、清水に泥水が流れ込む如く、すさまじいスピードです。

ですから、毎日心を掃除していないと、氣づかぬうちにマイナスの濁流に流されてしまいます。しかし、およそ誰でも、すぐに、簡単に、お金もかけずに、心を明るく積極的なものにキープする技があります。

心を明るく積極的なものにキープする極意:『(未来の)カレンダーを見る』

過去を振り返って心が積極的になることはない

良かったと思える過去の自分から力を得ると言う人もいますが、多くの場合、過去を振り返って心が積極的になることはありません。

しかし、これから必ず訪れるであろう、未来の年月日が記されたカレンダーを見ていると、心は前向きになります。それは、時間的に前方を見ているからです。

私は特に高校生の頃、過去のことばかり想っていた時期がありました。その結果、ほとんどノイローゼとでも言っていいようなひどい精神状態に陥ってしまいました。

過去の回想は人を活動的でなくする?

その頃の習慣は、日記を書くことでした。1日30分どころか、時には2時間も3時間も「過去」のことを書いていました。目が過去にばかり向いていたんですね。

過去の回想は、登場人物が揃っていて、場面も完璧に整っていて、ストーリーもすでに起こったことだから、出来上がっています。それに嵌まると、ノスタルジックな感傷にふけり、それが心のほとんどを占めてしまい、心の中ではいろいろな想念が渦を巻いているのですが、外からは、ただぼーっうとしているようにしか見えません。

すっかり活動的でなくなってしまいます。未来は、まだ決まっていない空白が多すぎて、ストーリーも描けません。だから心は、未来について考えると、その空白を埋めようとして推測を始めます。

人は身体も心も前に進むように作られている

そこにこうなりたい、ああなりたいという希望を取り込むと、心は俄然積極的なものになります。鳥の身体は前に進むように出来ています。風が強いとき、電線に止まっている鳥はみな風上を向いています。

風下を向いたのでは安定できず其処にとどまっていられません。そもそもすべてが前に進むように作られているからです。人も、身体も心も前に進むように作られています。

心が前を向くとは、時間的な前方、すなわち、未来に向くということですね。人は、心を、目を、未来に向けているとき、安定し、心身機能が十全に働くように出来ています。

未来に目を向けているかどうかで、脳の働きが変わる

これは実行によって直ちに証明されるでしょう。目的は「目の的」と書きます。何に目を向けているか、何を見ているかで、人間は、氣分も感情も行動も決定的に左右されます。

過去に目を向けているか、これから起こること、未来に目を向けているかで、脳の働きはまったく種類の違ったものになります。カレンダーを見る。

こんな簡単なことで、心を積極的な状態にキープできます。すごい技ですね。この技は、極意塾オリジナルですが、元アイデアは、特定できないほど多々ありますね。

No.027

(極意塾塾頭 野中由彦)