信用を得るにはどうしたらよいでしょうか?
過日、若くしてある会の会長になった方から「信用を得るにはどうしたらよいでしょうか?」との相談を受けました。
信用を得るには約束を守ること、信用を落とすなら約束を守らないこと、これに尽きます。そして、信用を得るための、およそ誰でも、すぐに簡単にでき、絶大な効果のある技として、「一番乗り理論」を提唱しました。
一番乗り、すなわち会場に常に一番早く入ることです。こうすると、まず他者に遅れをとっていることからくる氣遅れからは無縁になれます。
一番乗り、すなわち会場に常に一番早く入ること
初めから心にゆとりがあるので、やがて入ってくる他の人たちの表情や様子を見ることができ、その日の流れや感じを把握できます。
相手からすると、行けばいつも余裕のある雰囲氣でそこに会長が居るので、安心感が生じ、やがてそれが常態化します。
すると、「やる氣がある」「しっかりしている」「安定感がある」といったイメージが定着してきます。ここまでは、いつも一番乗りしていれば、自動的に到着します。
常に一番乗りしていれば、他者に配慮した言動ができる
信用を得ることを課題にしたときに、立派な事を言わなければならないとか、威厳があるように見せないといけないとかと考えがちですが、そういうことの遥か前に、まずそこにいつも居る、
しかも一番乗りで来ていることの効果のほうがはるかに大きいです。また、常に一番乗りして他者の様子を目に入れて把握していれば、自ずと他者に配慮した言動ができるようになります。
そういうことのほうが、信用を得るためには重要です。これは実験実証済みです。(具体的詳細は別途)これも時間を守ることの効果のひとつです。
信用得るには一番乗りが効果抜群
その氣を持てば、およそ誰でも、すぐに簡単にできることです。反対に、会合に遅刻したり、遅刻の連絡もしなかったりという時間を守らない行動を繰り返せば、いとも簡単に信用を失うことができます。
決めたことを守る、約束を徹底して守ることが、信用を得る第一のステップです。リーダーとしての識見、威厳、その他本来時間のかかる事は、いつも約束を守ることの先に自ずと付いてくると極意塾では考えています。
信用得るには一番乗り! 効果抜群です。
No.057
文:極意塾塾頭 野中由彦