思わずガッツポーズをした経験はありますか?
大きな目標を達成した時に、思わずガッツポーズをした経験があるでしょう。小さなことにもガッツポーズをして悪いことはありません。大目標に到達するにはステップがあります。
目標が遠大であればあるほどステップの数は多くなります。その目標に到達するまでのステップは、まだ到達していませんので目標達成とは言えないと考えると、喜ぶ場面は最後の一瞬しかありません。
しかし、すべての小さなステップが目標だったらどうでしょう。何かやり終える度に喜びガッツポーズをとる瞬間があります。私は普段ともかく何かひとつをやる「何かひとつ理論」で生活しています。
何かひとつをやるごとにガッツポーズ!?
例えば、洗濯物を干すというとき、全部をやらないと思うとウンザリ感が生じますが、何かひとつでよいと思うと、負担感はほとんど無くなり、やる氣も出ます。
そして、シャツの一つでも干したら何かひとつをやり終えたわけですから、そこでガッツポーズです。するとまた何かひとつをやればよい状況になっています。
今度は、直前に何かひとつをやり終えてますから、負担にも感じず、ウンザリもせず、ガッツポーズの効果で樂しさすら感じるようになっています。
作業を終えて、締めのガッツポーズ
そしてまたひとつやり終えてガッツポーズ。こんなことを繰り返しています。そうすると毎回毎回ガッツポーズを取っているのも馬鹿馬鹿しくなってきます。
そしてその頃には、作業も全て終わっている、ということになっています。そして締めのガッツポーズ(笑)。
「低い階段を見つけろ」とか、「スイスチーズ方式=どこからでもいいから取り掛かれ」とか、さまざま言われ続けている技ですね。
その都度、目標達成の喜びをかみしめ、樂しく生きる
極意塾の工夫は、ガッツポーズを組み合わせて楽しく生きることにつなげたところにあります。何かひとつ理論で生活していると、ガッツポーズをとる機会は、1日何百回にもなります。
その都度、目標達成の喜びをかみしめ、樂しく生きるのは賢い生き方ではないでしょうか。
こんなおよそ誰でも、すぐに簡単にできる技でも、ストレスが軽減され、パフォーマンスが上がり、幸福度が高まります。そこを極意塾は狙っています。
No.055
文:極意塾塾頭 野中由彦