氣心を通じさせる「そっと物真似理論」 No.053

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会話を楽しくする「そっと物真似理論」って?

話をしているうちに、徐々に、なんとなく親しみが湧いてきて、別れる頃には、また会って話をしたいと思うようになっている。そんなことが簡単にできたらすごいと思いませんか?

特に異性と近づきになりたいと願っている人には、超お薦めの技があります。結果はすごいのに、やることは極めて簡単な技、すなわち極意があります。

話をしているとき、相手の仕草を氣付かれない程度にそっと真似る。ただそれだけです。これを極意塾では「そっと物真似理論」と称しています。

相手が腕組みしているなら、氣付かれないように腕を組む

相手が腕組みしているなら、こちらもそっと氣付かれないように腕を組む。相手が手を口に当てているなら、こちらもそっと氣付かれないように手を口に当てる。

相手が髪を触っているなら、こちらもそっと氣付かれないように髪を触る。相手がグイッとビールを飲み干しているなら、こちらもそっと氣付かれないようにグイッとビールを飲み干す。

相手が右手を上にして手を組んでいるなら、こちらもそっと氣付かれないように右手を上にして手を組む。

無意識のうちに、相手が自分を真似ているのは分かる

正面にいる相手が左側を向いているなら、こちらもそっと氣付かれないように右側を向く(鏡のように真似るので、この場合は方向が反対になります)。

相手が下を向いているなら、こちらもそっと氣付かれないように下を向く。‥‥このような感じで、延々と、そっと氣付かれないように、相手の物真似をし続けるのです。

人は無意識のうちに、相手が自分を真似ている、あるいは自分と同じようにしているというのは分かっています。人はそういうことに非常に敏感です。

人は自分を真似る人に好感を持つ

人は、自分を真似る人には、基本的に好感を持ちます。それは相手の方から積極的に自分に近づこうとしている、好意を持っていて、その好意を示そうとしていると理解するからです。

しかし、露骨にやりすぎるのは、不自然なのでお薦めできません(笑)。あくまで、そっと氣付かれない程度に、自然にやるのがコツです。

相手の仕草を真似るためには、相手をよく見て、相手に氣を向けていなければできません。そして、相手に合わせようとしない限りは、真似ることはできません。

相手に合わせることで、コミュニケーションはよくなる

目の高さを相手と同じにする、「話やすくし、親しみを湧かせる:目高理論」も、實は目の高さの物真似という解釈ができます。

徹底して相手に合わせていく。こんな簡単なことで、コミュニケーションは断然よくなるのです。

反対に、人間関係を壊したいなら、徹底的に相手に合わせないことを続けていれば、簡単に達成できます(笑)。この技は、直接的には、金原亭世之介師匠から学びました。感謝。

No.053

文:極意塾塾頭 野中由彦