正しく理解する「全体視理論」 No.039

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作家を深く理解するには、作品を全部読む

「ある作家を本当に深く理解したいのだったら、その作家の作品を全部読むといい。

例えば、夏目漱石を本当によくわかるようになりたかったら、夏目漱石の全作品、日記も含めた全部の文章を読むといい」と聞いて、「そうだよなあ」と思ったのは、中学生のときでした(笑)。

田舎の中学校の普通の先生が、何気なく言った言葉を何気なく聞いて何気なく納得しただけだったのですが、振り返ってみると、こういう考え方がその後の人生に多大な影響を及ぼしたのだと氣付いて驚くばかりです(笑)。

私の場合は?

※ サイモンとガーファンクルやポール・サイモンを本当に理解したかったら、ポール・サイモンの曲を全部聴くといい。⇒完了
※ ビートルズを本当に理解したかったら、ビートルズの曲を全部聴くといい。⇒完了

※ ローリング・ストーンズを本当に理解したかったら、ローリング・ストーンズの曲を全部聴くといい。⇒概ね完了
※ 高知を本当によく知りたいのだったら、高知県の全市町村に行ったらいい。⇒完了

※ 北海道を本当によく知りたいのだったら、北海道の全市町村に行ったらいい。⇒完了

※ 日本を本当によく知りたいのだったら、日本の全都道府県に行ったらいい。⇒完了

※ 世界をよく知りたかったら全部の大陸、全部の国・地域に行ったらいい。⇒ごくわずか実施済み(笑)。

※ 勝海舟をよく知りたかったら、勝海舟の著作を全部読むといい。⇒手に届くものはすべて完了。

※ 石川啄木をよく知りたかったら、石川啄木の作品を全部読むといい。⇒完了

※ 藤平光一をよく知りたかったら、藤平光一の著作を全部読むといい。⇒完了

※ 中村天風をよく知りたかったら、中村天風の著作を全部読む、中村天風の講演テープを全部聴くといい。⇒完了

※ バッハをよく理解したかったら、バッハの曲を全部聴くといい。⇒ほぼ完了

※ 黒澤明の映画をよくわかりたかったら、黒澤明の映画を全部観るといい。⇒ほぼ完了

※ 山田洋次の映画をよくわかりたかったら、山田洋次の映画を全部観るといい。⇒ほぼ完了

※ スティーヴン・スピルバーグの映画をよくわかりたかったら、スティーヴン・スピルバーグの映画を全部観るといい。⇒ほぼ完了

※ 『奥様は魔女』をよくわかりたかったら、『奥様は魔女』を全部観るといい。⇒完了

こんな感じで、氣が付けば要するにいわゆる「全集マニア」になっていました(笑)。作品を全部観る、聴く、読む。全部の地域に行ってみる。

全部を見て、触れる考え方は、行動をコントロールする

その全部に触れることによってはじめてわかるものがあるのではないか!、という趣旨ですが、はたしてその結果は、やはり「ああ、自分はそれについてなら一応はよく知っている」という自信ができる。

ごく控え目に言って、それだけは確かですね。この全部を見る、全部に触れるという考え方は、強烈な支配力で行動をコントロールします。

人を本当に理解したかったら、その人の全体を見る

なにせ、、お金の使い方がこの考え方に支配されるのですから(笑)。これは、私の場合、単に芸術を鑑賞するといった領域に留まらず、人間理解の方法というようなことにまで影響しました。

すなわち、「人を本当に理解したかったら、その人の全体を見るといい、その人のすべての場面のすべての行動を見るといい」といった理解の仕方です。このことは非常に重要で、別途詳しく記します。

No.039

(極意塾塾頭 野中由彦)