嫉妬するのは樂しい
「嫉妬するって楽しいですね」などと言ったら、おかしいと思われるでしょう。
しかし、欲を抱くことを解放し、嫉妬するのは良いことだと思考習慣を変えたわたくしは、幸せにしている他人に大いに嫉妬し、嫉妬することを楽しんでいます。
いいなあ~
とても素敵な女性と愛し愛されている!‥‥いいなぁ〜。
親しい仲間と好きな歌をステージで唄い踊っている!‥‥いいなぁ。
都会と田舎に家がある! 生活の根拠地が二つある!‥‥いいなぁ。
全国から講演に呼ばれ、行けば必ず歓待される!‥‥いいなぁ。
全国のいろんな所を旅して回っている!‥‥いいなぁ。
著作が売れに売れて印税がたっぷり入ってくる‥‥いいなぁ。
裕福で一生涯お金の心配が要らない!‥‥いいなぁ。
等々、誰にでも何にでも遠慮なく嫉妬しています(笑笑)。
こういうことは、希望・憧れ・理想と言い代えられます。
本当の望みを教えてくれる
また、自分が本当は何を望んでいるのかをはっきり知らせてくれることにもなります。
大邸宅に住み、高級外車を何台も所有し、ハワイと軽井沢に別荘が有り、ほぼ毎晩豪華なレストランでディナー云々という人にも、都会育ちでセンスが良く、イケメンで、高級スーツをカッコよく着こなし、夏はサーフィン、冬はスキー、年に10度は外国旅行、云々という人にも、わたくしは少しもジェラシーを感じません。
どういう人にジェラシーを抱くか、すなわちその人のどういうところに憧れるか、‥‥そこに自分の本当の現実的な希望、理想があるとみてよいでしょう!
欲や嫉妬心に苛(さいな)まれるよりは、欲も嫉妬も出るに任せて、それを希望・憧れ・理想と言い替えて遊んでいるほうが、ストレスを減らし幸福度を上げるのにはるかに役立ちますね。
※ 写真は浅草寺で。笑い学会盛会報告と12月の講演成功予祝の折に(笑)。
No.151
(極意塾塾頭 野中由彦)