改善の極意:まず時間を守ることから理論(2) No.163

仕事
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時間を守る実践が目に見えて効果的

私はある倫理法人会単会で4年間、移籍した次の単会で3年7か月、計7年7か月間、実質モーニングセミナー委員長を努めておりました。

その間、県のMS委員会の副委員長として、仲間とマニュアルの総点検や解釈の統一作業、それをお伝えする研修などもしておりました。

モーニングセミナーの改善にさまざま取り組んでみましたが、いちばん目に見えて効果があったのは、時間を守る実践でした。

それこそ「実行によって直ちに正しさが証明できる」という感触がありました。

定刻にベルを鳴らすようにすると‥‥

まず決めたことは、5:58:00に開始2分前のベルを鳴らすことでした。

これを実験してみたら、さまざまな重要な氣付きが多々ありました。

5:58:00に開始2分前のベルを鳴らし静寂の時間とするには、それまでに他のすべての事を完了していなければなりません。それで、

→ 集合時間に遅れないようになった(自分だけでも 笑)

→ いつまでに何がどのようになっていなければならないか、ハッキリさせるようになった

→ 逆算してテキパキ準備を進めるようになった

→ 事前にできることがあるなら、前夜までにやっておくようになった

→ 何をどの順番で誰がやるのか明確に整理するようになった

→ それ以前の朝礼の開始時間、終了時間をきちんと守るようになった

→ 開始3分前には着席していただくよう促すようになった

→ 時間を守る意識を高める必要に氣付き、大きな電波時計を設置した‥‥‥‥

どれも、当たり前のことばかりではありますが、ここまででも目に見えて改善が進みました。

地位は関係ない! 一人の行動が流れを生む

最も面白いと思えた氣付きは、一人でも「キッチリと時間を守る」と決めて行動する人がいると、流れが生まれ、継続しているとその流れが大きくなり、やがて全体がその流れに乗るようになり、その時にはその組織は完全に変わっている! ほとんどの人が「そんなの当たり前でしょ」と言うようになっている、ということでした。

これは、やってみて思うに、始める人の地位はあまり関係ないようです。

地位の低い人でも、新参の人でも、「」と決めて行動し、それを継続していれば、賛同者が現れ、流れが大きくなっていくもののようです。

地位が高い人が決めて、その権威を傘に全員に行動させようとすると、必ずと言っていいほど反発が生じますね。

しかし、その人自身が誰を責めるということもなく黙々と継続していれば、流れが止まることはありませんね。

時間を守ることから始める

およそ誰でも、と言うことは組織の末端の最下位の人でも、すぐに簡単にできる実践の継続で、およそ誰でも組織を改善することができる、それにはまず「時間を守る」ことから始めれば、いずれ絶大な効果が現れる。

声を大きくして伝えたいことでございます。

時間を守る習慣が身に付かない人の台詞は概ね決まっているようです。
「ちょっとぐらいいいじゃない」
「ケースバイケースだよ」

時間のほうには「ちょっと」も「ケース」もございません(笑)。

No.163

(極意塾塾頭 野中由彦)