人前で話す時あがらない極意:前あがり理論 No.168

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人前で話すときにあがらない方法?

人前で話すとき、あがらないようにしたいなどとは思わず、事前にあがりまくるほうが良いですね、という話です。

人前で話す時に、あがらずに緊張しないで話ができるようになりたい‥‥こういうニーズは非常に高いようです。

私は人前で話をする機会がかなり多かったほうだと思います。

それでも、話をする前に緊張した経験は多々あります。

いちばんひどかったのは、初めて研究発表をした時でした。

二十代のとき、全国から集まる研究会で持ち時間15分の発表でしたが、どういうわけかひどく緊張しました。

「練習しかありませんよ」

1か月も2か月も前からそれを思い出すたび、全身がゾワ〜ッとして、ヒヤッとしました。

その頃、札幌話し方教室に通っていましたので、あがり対策のアドバイスをいただきました。

「野中さん、練習しかありませんよ」ということでした。

それで、これでもかとばかり、15回か20回か、それよりもっとか、毎日のように発表のひとりリハーサルをしていました。

それでも、思い出すたびハッとしてゾワ〜ッとして震えそうにさえなり、「どうして引き受けちゃったのかなあ」と思うのでした。

いざ本番を迎えると‥‥

いざ本番の直前は、緊張の極でした。

が、‥‥意外な経験が待っていました。

やっているうち、だんだん緊張が取れてきて、そのうち「あんなに緊張していたのは何だったんだろう?」とまで思っている自分がいました。

札幌話し方教室で、練習から本番までのことを報告すると、主宰者の山崎会長から「それほど準備したのだから(上手くいったのは)当たり前だね」と言っていただきました。

緊張している人の話の方が良い!

私ほど緊張した人はいなかったのではないかとさえ思えるほど緊張した経験は、その後、他の人はどうなんだろうという興味となって、よく観察するようになりました。

非常に多くの方の「あがり」や「緊張」を見てきましたが、結論は、「緊張している人の話のほうが話の質が高い」ということでした。

事前にあがっていたほうがよい!

事前にあがりそうになるのは、緊張を高めるシステムが働いている証拠、パフォーマンスのための準備として必要なことで、「事前にあがれるだけあがっておく」ほうが良いのだと思われます。

前もってこれ以上あがれないほどあがっておけば、本番ではリラックスするばかりとなります。

その反対に、始まってからあがりだすのが危ないですね。

その場をなめきっている時がいちばん酷い結果を招くようです。

あがりは事前の精神的リハーサルなのだから、大いに歓迎して、あがりを有効活用し、あがりをパフォーマンスの向上につなげるのが賢いようです。

No.168

(極意塾塾頭 野中由彦)