失言を救う極意:ブチョ〜!理論 No.177

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プロの漫才師の技

これは笑い学会で、漫才師のおせつときようたさんから直接教えていただいた技です。

親しい仲間の間ではとくに、ちょっと言い過ぎ、ちょっとまずい表現、ちょっと失礼な言葉遣い、ハラスメントと思われかねない発言など、失言が少なからずありますね。

その時、場をシラ〜ッとさせず、失言した人を救う、誰でもすぐできる技があります。

肩書きか名前を大袈裟に言う

それは、言った人が部長なら、「ブッチョオ〜!」、課長なら「カチョォーー!」などと役職名を誇張して言う。

言った人が佐藤さんなら「サトオォサン!」、章夫さんなら、「ア、ギ、オ、クン!」、久美子さんなら「クーミーコォサン!」などと名前を大きく誇張して言う。

古典的な返しですね。

不適切発言があってもシラケさせない

咳払い、肩を叩く真似、軽く殴る真似、低い声、強く叱るような声などのアクションも入れると効果倍増です。

おせつときようたさんからは、肩書きか名前と教わりましたが、少し広めて、「オジサン!」「オバサン!」「オヤジィ!」「ジッツァマ!」なども悪くないですね。

私も何度も実験しましたが、場がシラけるのを防ぎますし、不適切発言を単なるギャグに変えて、氣まずい思いをしないで済むようにもっていく効果もありますね。

これは漫才のツッコミの基本のひとつのようで、ボケのギャグを救ったり広げたり、さまざまに駆使しているようです。

余計な付け足しはしない

この技を無意識に使っている人は少なくないですね。

コツは、愛情たっぷりのイントネーションで言うことですね。

それと、「それを言ったらセクハラですよ」とか「そのギャグ面白くないです」などと付け加えないで、役職や名前だけで切り上げることですね。

まだ幼かった娘が、シートベルトを締めていなかった私に、シートベルトを両手で持って、私の背中をツンツンして「オトォシャン!」と可愛く叱った時の声!‥‥時々思い出します(笑)。

No.177

(極意塾塾頭 野中由彦)