集合写真を撮る時、どこに?
ポジショニング、すなわち位置取りは大事だから、いい席は人に譲るという話です。
イベントなどで、よく記念に集合写真を撮ることがあります。
わたくしは、もっぱら後方の一番端に位置取ることを基本にしています。
最近は広角レンズが使われることが多いので、一番端にいると顔が歪んで写りますが‥‥(笑)。
女性が中にいるほうがバランスが良い
これも、居酒屋で女性を隅っこに座らせないのと同じ精神で、女性が一番外側に居るの図を生じさせないためです。
男性が真ん中を占め、女性が隅っこに追いやられているような写真は、流石に最近はお目にかからなくなりました。
小さいか弱い女性が中に位置し、大きい頑強な男性が端を固める。
やはり、このほうがバランスが取れますね。
壮座施(そうざせ)
いい席は人に譲るというのは、仏教の「無財の七施」の壮座施(そうざせ)に当たりますね。
無財の七施は、資本が無くても、知恵が無くても、およそ誰でもすぐできる慈悲の実践ですから、極意塾的です(笑)。
電車に限らず、宴会でも記念撮影でも、いい席は人に譲る。
そうすると決めていれば、機会がある度そうするだけのことですから、およそ誰でも、すぐに簡単にできることです。
笑顔になる
そんなことをして何になるのか、答えは簡単明瞭ですね。
譲られた人が笑顔になる。
それだけのことですが、それで充分ではないでしょうか。
写真の場合は、よい仕上がりになって残ります。
No.201
(極意塾塾頭 野中由彦)