福田純子さんの語りを間近に
「私は幸せですと言う。これで直ちにその場で幸せになれます。」
10月10日の投稿 No.153 でこのように記しました。
過日、笑顔共和国の福田純子さんのトークイベントで、福田純子さんのお話を初めて、しかも至近距離から拝聴できました。
そのお話の核心のひとつが、これとピッタリ重なる実際にあった物語でした。
「ああ、私はしあわせ」と言って大往生
新幹線で隣り合わせた女性がとてもとても品の良い方だったので、思わずインタビューしてしまったところ、「わたくしの母の生き方が影響しているのでございましょう」と。
そのお母様とは、いつも「わ、た、し、は、し、あ、わ、せぇ〜」と言って暮らしていたのだそうです。
年老いてからは、子どもたちの家を転々とする生活だったそうで、どの子どもたちからも「そろそろ今度はうちに来て!」とせがまれていたそうです。
その方が入院との知らせが流れるや、2日後にはベッドの周りを大勢の親戚が取り囲んでいた‥‥その時、
「ああ、わたしは、し、あ、わ、せ」と手を合わせて旅立ったというお話でした。
人生最後の言葉が、それまで数限りなく唱えていた「私はしあわせ」。
その都度幸せを感じて生き続けた!
この御婦人、極意を体得されておられましたですね。
「私はしあわせ」「私はしあわせ」と言って、その都度本当に幸せを感じていた!
そんな人だから、子どもも孫も誰もが一緒に暮らしたいと心から願って取り合いになる!
これ以上の幸せがありますでしょうか、と言いたくなります(笑)。
「幸せになりたい」と言うと‥‥
福田純子さんもおっしゃってました。
「幸せになる、とか、幸せになりたいとかと言っては駄目なんですね。
それは、今は幸せではないと自分に言い聞かせていることになりますから」と。
びっくりするほど極意塾的なお話でした。
人は今を生きることしかできませんので、今幸せでない限り、幸せは無いのですね。
「私は幸せ」と口に出して言う‥‥およそ誰でも、すぐに簡単にでき、絶大な効果のある究極の「幸せを感じる生き方」。
同じ事を発信し続けている福田純子さんから聴けて、私は幸せです(笑)。
No.213
(極意塾塾頭 野中由彦)