短いスピーチをまとめる極意:話し方合わせ技理論(2) No.234

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分割しましたが長文です。No.233の続きです。

まだ紹介していない技・理論も含まれています。

極意塾では、個人セッションもグループセッションも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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録音または録画してみる ←録音録画理論

そうこうするうち、全体の様子がわかってきます。

今度は、初めから終わりまで通してリハーサルのリハーサルをします。

この時、できる限り録音または録画しながらやると良いですね。

録画のほうが氣付くことが圧倒的に多いので、できれば録画しながらやるとベターですね。

この時、まだリハーサルのリハーサルですから、やっている途中で何か氣付いたら、遠慮無く中断してメモを書き入れるなどをして問題ないですね。

引き算する

通してリハーサルのリハーサルをしてみると、時間がどのぐらいかかるかわかってきます。

。これは絶対の鉄則です。時間を守らないのは、その時点でアウトです。

となると、絶対外せないものを残して、あとは残念ながら切り落とさないといけません。

今回、初めは、語りたいことをみんな語ったら15分にもなるのではないかという長さでした。

ここからは引き算です。

残念ながら、氣に入っていた逸話やジョークのほとんどを切らなければなりませんでした(笑)。

この引き算する、すなわち本当に語るものを残す作業をするとき、ポストイットに書いておけば、張り替えるだけですから、いとも簡単にできます。

また、話の構成・順序を変えたい時にもとても便利です。←

固有名詞を入れる ←固有名詞理論

さて、演出もしたいですね。

ここからは楽しくなりますね。

先ず話の出だし。3分しかありませんから、余分な事を言っている時間はありません。

「いやぁ、プレッシャーかけられましたが」「久しぶりですが」などは不要。ズバっと入るのがいいですね。

今回は私が離婚したことを知ってもらわないと話が続かないので、そこから。

「私は2年前に離婚しましたが、なかなか大変でした」ではつまらないし、興味も湧きません。

こういう時は、固有名詞を使うとビビッドになります。

「2017年4月25日。私は八王子のある法律事務所を出て、街を歩き出しました。その時、体重が三分の一か五分の一ぐらいになったような感覚に襲われました。‥離婚の手続きが全て完了した日でした」。

ちょっとした物語ですね。

正確な日付、八王子が固有名詞です。これが物語風になる要因ですね。

「大変でした」などと言わず、「体重が〜感覚に襲われました」と心を込めて身体感覚を語ったほうが現実味が出ます。

辛い、悲しい、悔しい、などの形容詞を一切使わないのがポイントで、さまざまな感情がよぎっただろうなと想像していただけます。

真似語り

今回は、男女の付き合い方について、倫理指導で深い学びを得て実践中だという話でした。

ここでは、「男と女が本来どう向き合うべきか、その根本をご指導いただきました」などと言ったのでは、面白くもないし伝わりません。

こういう場合は、真似語りが良いと思い、これをハイライトに持ってきました。

ご指導いただいたお二人の言葉を言われたように再現してみました。

こういうものは心が込もりますね。繰り返し心の中で反芻された言葉でしたから、メモを見ることなどはありませんでした。

これはあたかも一緒にその場に居て体験したような感じになる効果があります。

これはやり過ぎると変ですから、これぞというものだけにしておくことですね。

ライブだから

3分スピーチとはいえ、これもライブです。

棒読みでは白けます。その場の思い付きやアドリブも少しは入れたいですね。

今回は、講話者の前座という位置付けでしたから、結婚相談に関わる部分で、ほんの少し講話者のお名前を出したりしましたが、これはアドリブです。

笑いをゲットできたのはそういう時でした(笑)。

「完全にティーアップした状態で次に繋げた」と評価していただきましたが、しっかり聴いている方は必ずいらっしゃるものですね(嬉)。

時間を守る ←タイムキーパー理論

私は「死ぬほど時間を守る人と言われています」と自己紹介したりしていることもあり、絶対にタイムオーバーはできません(笑)。

今回は手元に3分にセットしたタイマーを置いて行い、4秒前に終わりました。

タイムキーパーをしていた方からは「2分54秒でした」と言われました。

実は20秒ほど前に終わり、残った時間で付け足しのコメントをして調整しました。

余裕がある時間に終われるようにしておくのがコツですね。

「間があって良かったです」とおっしゃっていただきましたが、急かされると間は取れず早口になりますから、ゆとりの分まで時間をみておくのが大事ですね。

合わせ技の妙

こうして振り返りますと、わずか3分のスピーチにかなりの事をして臨んでいたのだなと少し驚きました。

しかし、これまでも同じような合わせ技で講演、講義、書き物などをしてきましたので、何か新しい特別な事をしたという感じはありません。

ご紹介しました技も、どれもおよそ誰でも、すぐに簡単にできるものばかりです。

今回のスピーチは、本来の「何をしたからこうなった」というストーリーにはできませんでしたので、自分としては満足できません。

話す姿勢や声の出し方などにはあまり氣を向けておらず、そこも今度機会があったらリベンジしたいところです。←

No.234

(極意塾塾頭 野中由彦)