最高の精神生活を得る極意:同行二人理論 No.237

極意の紹介
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頭の中には常に言葉が‥‥

最近はことに独り旅が多いのですが、旅先で独りで居る時も、頭の中では言葉が次々に浮かんでは流れています。

これまで生涯に一度だけ言葉が消えた時間がありました。

2011年5月1日早朝、津波被災から間もないいわき市の薄磯に足を踏み入れた時でした。

「あら‥‥」の後、本当に頭から言葉が消え失せました。

1時間ぐらい続いたでしょうか? あんなことは初めてでした。

その時以外は、ずっと常に頭の中には言葉があったということですね。

非常に多くの時間、わたくしは自問自答をしているようです。

同行二人

四国八十八カ所巡り、いわゆるお遍路は、同行二人、すなわち弘法大師と二人での旅ということになっています。

ひたすら弘法大師と対話をしながら歩くというのが遍路の本来の形なのでしょう。

わたくしは原付での四国八十八カ所巡りでしたが、ずっと独り旅で、4日目あたりから、ひたすら自分と向き合う精神状態になりました。

人間は、基本、対話する動物という氣がしております。

コミュニケーションは、あくまで一対一の対話が基本なのでしょう。

遍路は、弘法大師という大巨人と、一対一でとことん対話し続ける修行なのかなと思います。

「おかげ様」と語る女性!

最近、この同行二人という生き方を徹底している女性に逢いました。

その方には、弘法大師ではなく「おかげ様」という方が、男だったり女だったり、ひょうきん者だったり老哲学者だったり、さまざまな形で現れて語るのだそうです。

特殊能力のように見えますが、実は誰もが持ち合わせているもので、ただ多くの人が意識できないでいるだけなのだそうです。

とくに大昔の日本人は誰もが当たり前にそうしていたという話です。

まぁ、平たく言うなら、自分の潜在意識の奥深い部分がそういう形で表出してくるということなのでしょう。

そこに極意がありますね。

最高の知恵が、その場で直ちに無料で得られるのですから(笑)。

どうせならこの上ない方と語る

基本、いつも誰かと語っている‥‥ならば、どうせなら最高至上の方といつも語りあっていたらいいでしょうね。

信心深い人は、それが神だったり、仏陀だったり、高僧だったり、宗主だったりするのでしょう。

夫婦間がうまくいっている人は、それが夫あるいは妻なのでしょうか?

普段語り合っている相手は誰ですか?

その相手を少し替えてみたらどうでしょう?

困った時の神頼みとは、ここぞという大事な場面だけ対話の相手を神様に替えるということと解釈してみると面白いですね。

どうせなら、大窮地に陥る前に普段から神様と語り合っていればいかがでしょう?

「神様!‥」「◯◯◯さん!」「◯◯◯よ!」と心の中で語りかければいいだけですから、難しいことはありません。およそ誰でも、すぐに簡単にできることですね。

その効果のほどは、実験してみればわかることですね。

No.237

(極意塾塾頭 野中由彦)