難局に正しく対応する極意:問題は何か理論 No.247

極意の紹介
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重要な問題が生じたら……

私自身が何度も試して、確かに優れた方法であり、新型コロナウイルス禍が蔓延する時世だからこそなおのこと、ぜひ紹介したい極意があります。

それは、ディール・カーネギーの『道は開ける』 How to Stop Worrying and Start Living に紹介されている自問自答の方法です。

問題や悩みがあるとき、次の問いと答えを紙に書き記す、というものです。


② 問題の原因は何か?
③ 問題に対するあらゆる可能な解決法は?
④ どの解決法を提案するか?

🌹 極意塾式にバージョンアップ

私はこれを実地に何度も何度も使ううちに、次のように質問をより具体的にしました。

1.問題点・課題(問題は何か?、どうしたの?)
2.原因・事実(原因は何か?、関連する事実は?、どうしてなの?、どうなってんの?)
3.対応(?)
4.結論(どうするか?)
5.結果(どうなったか?、どうだったか?)

私は重要な問題については、これをパソコンに書き込んで対応してきました。

これによって、慌てて誤った方向に進んでしまうのを避けられたと思いますし、概ね正しい方向に進めたのではないかと自負しております。

結果(どうなったか、どうだったか)まで書くのが工夫点です。

それは全て残してあり、その時の状況も心情もはっきり再現できますので、読み返すのが楽しみでもあり、最高の教材でもあります。(笑)

問題は何なのかを把握するのが最重要

悩みや不安があったりしますと、思考が混乱して、考えなくてもよいようなことの周りを堂々巡りしていたりします。

「……で、問題は何か⁉︎

この問いは強烈です。宙に浮いている思考をズドンと地に着ける感触です(笑)。

これに答えられたなら、次のステップからはスムーズに進みます。

本当には何が問題なのかがハッキリすれば、それはどうしてなのか(原因)、どうなっているのか(関連する事実)の情報収集は容易くなります。

この事実を収集する行動に移った瞬間から、「悩む人」から「悩みを解決する人」に変わっています!

何ができるかをあぶり出し、どうするのか決める

しかし、問題について情報を整理しただけでは何も変わりません。

自分には何ができるのかを書き出します。

自分ではできなくても、人に頼めばなんとかなるものもあります。

何もしないで時間が解決するのを待ったほうがよいものもあったりします。

これもとても大切な情報です。

行動する

そして、それで結局どうするのか決めて実行するのが本当のポイントです。

決めて実行する……そこから問題解決に近付き始めます。

ひとたび行動を開始すると、状況に変化が生じます。

それでどうなったか、どうだったかを記録しながら、さらに何ができるのか、どうするのかを決めて実行する……このスパイラルに乗れば、問題解決に近付いていくことになりますし、ただ不安に苛まれて悩んでいる状態からは抜け出せます。

相談にも極めて有効

わたくしは人生の重要問題については必ずと言っていいほどこの技を使ってきました。

人に相談するときも、まずは「問題は何か」から書き記し、ひととおり書き終えて、自分の考えをまとめてから相談することにしています。

こうすると、何がどうなっていて、どう考えているか、スッキリ話せます。

わたくしには、有り難いことに、何でも相談できる方がいらっしゃいますが、その方に相談する時は、最初に書き記したものを差し出して読んでいただいてます(笑)。

こうすると、相談もすぐに核心に到達し、実のあるものになっています。

相談を受ける側もとてもやりやすいと思います。(笑)。

No.247

(極意塾塾頭 野中由彦)