時間を活かす極意:ひと息タイム理論 No.260

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塾No.249の投稿で、「独りでいる時間を有意義に過ごす極意:ゴールタイム+理論」を紹介しました。
ゴールタイムとは、ひとまとまりの作業を最後までやってしまう
クロックタイムとは、一定の時間が来たら即座に中断し次の活動に移る時間の使い方。
これを組み合わせて活動し、その都度ガッツポーズをとれば、有意義な時間の過ごし方ができますよというでした。

2.ひと息タイムという時間の使い方

私は極意塾塾頭、すなわち、塾長というではなくて、技を受験検証する塾生の立場に身を置く者です(汗)。
先生ではなくて、学級委員長みたいな立場ですね(笑)。
それで、この時間の使い方について、ゴールタイム、クロックタイムともに数多く実験してきました。
そして氣が付いたことがあります。
それは、もうひとつ、「ひと息タイム」というべき時間の使い方がとてもいいんじゃないですか、ということです。
ひと息タイムとは、作業で区切るのでも、時間で区切るのでもなく、その時のの氣持ちで区切るやり方です。

3.集中が切れるまでやる、切れたらやめる

私は今大活字文庫の『鬼平犯科帳』を読み進めています。
とても面白くて、すでに第12まで、すなわち全体の半分まで読み終えてしまいました(笑)。
この『鬼平犯科帳』の読み方ですが、自然と、「この巻の終わりまで読もう」(ゴールタイム)、「9時まで読もう」(クロックタイム)、そして「読みたいだけ読もう」(ひと息タイム)と、3種類の時間の使い方をしているのに氣が付きました(笑)。
そして、今の私の生活では、読みたいだけ読む、すなわち「ひと息タイム」が性に合っています。
その場その時の体調もありますし、他に急がないといけない事があったりもしますし、物語に集中できるときもあれば、そうでもないときもあります。
ですから、時として、ほんの数行だけ読んでやめるときもあれば、一氣に何百ページも読んでしまうときもあります。

4.集中力が途切れず乗っているときは一氣呵成にやりぬく

小学五年生のときでしたが、算数の宿題をやっているうちに、なんとなく興に乗り、一氣呵成に、54ページも独習してしまったことがありました。
3時間ぐらい続けてやっていたようですが、そういう時は自分の感覚では時間の進み方が違いますね。
時間なんてどうでもよくなってしまうほどに、心はそのものに向き続けています。
三昧という境地がこれですね。
こういうになったときは、物事を進める絶好のチャンスですね。
もう、一氣呵成にやってやってやりぬく。そのとき、仕事もも稽古事も大いに進歩します。
No.260
(極意塾塾頭 野中由彦)