もっと樂に賢く安全に生きる極意:運転するが如く理論「事前に地図をよく研究する」 No.336

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今やナビゲーターが一般的になって、事前に地図を睨めて道順を研究するようなことも少なくなりました(笑)。

職業選択や配偶者選択といったを決めてしまうほどのことにはどうでしょう?
周到に計算して、という人もいるでしょうが、わたくしが実際に見てきた中では、流れに任す、行き当たりばったり、という人も少なくなかったように思います。

しかし、実際にはどうなるのか、やってみなければわからないのが人生の面白いところで、いくら周到に計算したところで、関連する事項がどんどん変化しますので、なかなか計算通りにはいかないのが世の常ですね。

そこで塾的にはどう考えるかですが、最も現実的で、実際に役立つ、しかも特段難しくはない方法があります。

それは、例えば尾瀬に車で行くというときなら、実際に車で尾瀬に行ったことのある人に会ってというものです。
道路のや混み具合、駐車場の様子、景色、途中の休憩所、その他諸々、さまざまな生きた情報が得られますね。

例えば職業選択では、実際にその職業に就いていて、ある程度以上の経験を積んでいる人に尋ねることですね。
わたくしは、職業カウンセラーをしておりましたが、このことはいつも頭の隅に置いておりました。

職業も人生も現実問題です。
この世界で実際に経験している人の持つ情報こそは、運転の場合の地図の研究に相当するものであると思われます。

「職業を決めるには、その職業に就いている人、すくなくとも三人から、その職業についてしっかり聴きなさい。真剣にお願いすれば、教えてくれない人はいませんよ」というアドバイス……さまざまなことに応用が利く極意ではないでしょうか?