極意塾的生活:マイナス感情をプラス感情に変える No.363

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マイナスをプラスに変える。
こういうことは事例を語るのがよいでしょう。
わたくしにもマイナスがプラスに劇的に変わったことがあります。
状況は何一つ、1ミリも変わっていないのですが、その事の意味付けは大きく変わることがありますね。

わたくしは少年の頃、自分の家は学校一貧しい最低の家だと思っていました。
もともと8畳と6畳の二間だけの、馬小屋に使われていた材木を使った小さなあばら屋に小屋を少しずつ付け足したような粗末な家で、電気も無く、灯りは石油ランプで、そこに多いときは親子7人に老夫婦2人の9人が住んでいました。
水道も無く、井戸から水を汲み、薪で風呂を湧かすのは子どもの仕事でした。
わたくしはこの田舎の貧乏な暮らしが嫌で嫌で、裕福な家、都会の洒落た生活に劣等感を感じ続けていました。

ところが、今は真逆の感じ方をしています。
今住んでいる近所に周囲を壁で囲った大豪邸があります。それを見てしみじみ思いました。

「広いな。20メートル四方くらいあるかな。……しかし、わが家は垣根なんて必要なかったなあ、東に250メートル、西に250メートル、南に400メートル、北に100メートル、このエリアは自由に遊べたし、その中には道もあったし、田んぼがあって冬には野球をやったりしていたし、フナ釣りもしたし、ドジョウ取りもしたし、蛍が何百匹となく飛んでいたし……」

「柿の木があるな。でもわが家には柿の木は8本あったなぁ……。梅の木もキンモクセイもスモモもあったなあ、それもこんなに狭い所にではなく、広々とした所に……」

「外灯があるなあ……わが家には電気が無かったから(笑)、外灯なんてあるわけがない。周囲に家もなかった。だから夜ともなれば真っ暗になった。月がものすごく明るかった! そして星! 天の川が綺麗に見えた! 目がことのほかよかったから七等星までくっきりと見えた! 百万ドルの夜景なんてよく言うけど、あの星空に匹敵するものなんて有るの?……」

「そう言えば、イギリスのケンブリッジに行ったとき、C博士の自宅にお邪魔した。その時、裏のイングリッシュガーデンを見せてもらったなあ。野菜とか花とか栽培していた。井戸もあった。リッチだなあと思ったものだ。……しかし、わが家には畑があった。野菜も花も作っていた。どっちが広い?……断然わが家のほうが広いじゃん! 離れていたけど田んぼだってあった! それに、自分の家の所有ではなかったけれど、東西500メートル、南北500メートルの空間で、わが家同然に自由に動き回っていたじゃないの! 持ってないけど有る! その豊かさを享受しまくっていた!……」

待てよ、狭い家だと思っていたけれど、あのスペースで飲食も寝るのも十分だった。火を炊いて鍋など沸かしていたから、あれなら適当に狭い方が熱効率がいい! 掃除も樂だ。それに家族が何をしているか全部わかっていた。」

「待てよ、畑があったから、食べていたものといえば、土地の物、季節の物、採りたての物、添加物皆無の物、それか漬物で、買っていたのは納豆とか豆腐とか、そんなものばかりだった……これって、とてつもなく豊かな健康的な食生活じゃん! 水もナチュラル・ミネラルウォーターだったし(笑)」

子どもの時、嫌で嫌でたまらなかった貧乏暮らしが、実はとんでもなく豊かな、都会のセレブが泣いて喜ぶような超贅沢な暮らしだったのだと、意識が大逆転しました。
まさしく、ひとりパラレルワールドですね(笑)。
ただ、わたくしは氣付くのに時間がかかりすぎました。
もっと早く氣付けなかったかなと反省しきりです(笑)。