わかりやすく話す(8):具体的・実践的なことを語る。 No.402

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話は、固有名詞や数字を遠慮なしに取り入れると、話の具体性が増し、話が生き生きとしたものになって、わかりやすくなるという話です。(プライバシーを侵害しない範囲にするのはもちろんです。)

言葉というのは便利なもので、自由自在に抽象度をコントロールできますね。

「昔々有る所にお爺さんとお婆さんが住んでいました。」

このように固有名詞も数字も入れないと、聞き手(読者)はさまざまな登場人物と状況を想像できます。これもひとつの話の技ですね。

「天正10年(1582)年の正月のことである。信州高遠城の城下に、六十歳になる商人、秋山仁之介と、三つ年下の妻、おとよが住んでいた。……」

このように固有名詞と数字を書き込むと、聞き手(読者)は、その場その時の物語に入り込みます。

話をわかりやすくするという点では、固有名詞や数字を使うほうが効果がありますね。
いつのことなのか、どこでのことなのか、誰の話なのか、何があったのか、‥‥こうしたことをすべて固有名詞と正確な数字で語ると俄然わかりやすい話になります。

ただし、話というのはどんなものでもわかりやすいほうが良いということではありません。
「昔々有る所にお爺さんとお婆さんが住んでいました。」というように、特定しないのが良い場合もあります。
話というのは奥深いものですね(笑)。