明るくはっきりした声に変える極意 No.030

仕事
この記事は約2分で読めます。

元気かどうかは、声の出し方の違い?

「ハイッ」という返事一つでも、ある人は弱々しく元氣なく、ある人は明るく元気よく、という違いがはっきりします。0.2秒もかからないことですが、わかってしまいますねえ。

その違いはどこから来るのでしょう。と問えば、「心の持ちよう」とかという答えが帰ってくるでしょうか。塾的には、の出し方の違いから来る、という点に着目します。

私の場合に限ってのことかも知れませんが(笑)、心はいたって流れやすいもので、形に簡単に支配されてしまいます。

明るくはっきりした声になるには、奥歯を上下に開ける

明るいように聞こえる声を出せば明るくなり、元氣がいいような声を出せば元氣になってしまいます(笑)。

では、どうすれば、すぐに明るくはっきりした声を出せるようになるでしょうか。そんながあるのでしょうか。あります。

すぐに明るくはっきりした声になる極意:『奥歯を上下に開ける』

奥歯を縦にガッと開いてしまいます。指2本、3.5㎝くらいは開くはずです。そうして「アッ」と言ってみてください。まったく違った質の声が出ている筈です。

奥歯を上下に開けて唄えば、すぐに歌がうまくなる

の舌というのは、実は想像以上に大きくて、声を発するとき邪魔になっているのだそうです。口をあまり開かないで話す人は、舌が邪魔になって、本来の声を出せていません。

これを理解してやってもらうと、たちどころに、周りの人がビックリするほど、明るく元氣な大きい声が出ます。聞いている方が明るく元氣になってしまうほどです。これは歌を唄うときにも絶大なが現れます。

すぐに歌がうまくなる極意:『奥歯を上下に開けて唄う』

「ア」「オ」「エ」の場合は、奥歯を思いきり縦に開いて唄うと本来のいい声が出ます。「イ」「ウ」は、縦に開ききっては出せませんから、それなりに閉じます。

この技を知ってから、発語も唄も一氣にレベルアップ!?

だから、「ア」「オ」「エ」のときと、「イ」「ウ」のときとで、違いがはっきりし、メリハリが付いてきます。わたしは、この技を知ってから、発語も唄も、一氣にレベル出来たと思います。

およそ誰でも、すぐに出来ます。ぜひ体感し体得していただきたいと思います。この技は、民謡教室で学びました。日本民謡、恐るべしです。

No.300

(極意塾塾頭 野中由彦)