会話がスムーズになる極意 No.016

仕事
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コミュニケーションをスムーズにするには、相手の仕草を真似る

人とのを自然でスムーズで心地よいものにする。しかもおよそ誰でも、すぐに、簡単に、お金もかけずにできる技。その第三弾です。

コミュニケーションをスムーズにする:相手の仕草を真似る

これは相手と親しみを増したいときの技です。商談やフォーマルな場面よりも、懇親会やちょっとした立ち話などのインフォーマルな場面で使えるものです。

相手が、手を組んでいるなら、それとは気付かれない程度に、そっとその仕草を真似る。相手が、ちょっと髪を手で触れたら、それとは気付かれない程度に、そっとその仕草を真似る。

徐々に相手との親近感が湧いてくる

相手が、頷きながら話しているなら、それとは気付かれない程度に、そっとその仕草を真似る。前回した「目の高さを同じにする」技は、この技の究極です。

仕草をそっと真似るだけですから、難しいことは何もありません。いきなりすぐに真似ると露骨ですから、多少時間差があった方がよさそうです。自然なのがです。

これをしていると、徐々に、相手との親近感が湧いてきます。相手も、下の意識で「この人は自分と同類、心模様が近い人」「この人は自分に好感を持っている」といった判断をするようになる効果があるようです。

親しくなりたくないならば、相手と違う仕草をし続ける

反対に、けっして親しくなりたくないならば、徹底して相手と違う仕草をし続けることです。相手が、脚を組んでいるなら、それと気付かれるように、露骨に脚を開く。

相手が、ちょっと髪を手で触れたら、それと気付かれるように、露骨に手の位置を下の方にもっていく。相手が、頷きながら話しているなら、それと気付かれるように、露骨にけっして頭をさせない。

こうするとどうなるか。簡単に想像がつきますね(笑)。相手に、「なんだ、こいつは!」「なによ、この人!」と思わせるまでに、さほど時間もかかりません(笑)。

仕草を真似て嫌がられることはない

居酒屋などで、親しくの仕草をそっと真似てみてください。仕草を真似て嫌がられることはまずありません。人に真似られることは、基本的には快感をもたらします。

知り合って間もないような時、何となく話題が見つからないような時、その場にちょっと居づらいような時ってありますね。そういう時は、ただそっと話し手の仕草を真似ている。

そして相手と目の高さを同じにキープして、にこにこして話を聴いている。そして、話の区切り区切りの一瞬をとらえて軽く反応している。

すぐに簡単にでき、相手に好感を持たれる

‥‥すぐに簡単にできます。これで、相手に好感を持ってもらえること、請け合いです。男女の間で使うと絶大な効果が有るかも! (わたし自身は十分な実験をしていませんので請け合えませんが(笑))

これは、具体的には、落語の金原亭世之介師匠から直接学んだことです。世之介師匠は、この技について『やっぱり、女次第』(三五館)という著書に詳しく面白く書かれています。

No.016

(極意塾塾頭 野中由彦)