相手の心の動きを察知する極意 No.018

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相手の心の動きを察知できる?

相手の心の動きを察知できれば、絶妙のタイミングで正しく反応できます。武道の試合、接客といった場面では大いにパフォーマンスを上げますし、格闘の場面では命綱と言ってもいいでしょう。

相手の心の動きを察知する極意:相手の全体を見る

相手の心の動きを感じ取るには、よく相手の目を見ろと言われますが、これは誤りです。(恋人同士が確かめ合うという状況では別ですが)目を見ると、目に氣を取られて、それ以外が見えなくなります。

相手のどこというのではなく、全体を見る

相手のどこというのではなく、なんとなく相手の全体を見る、という見方をしていると、相手が何を思っているか、その思いをどう変えようとしているか、面白いほどよく入ってくるようになります。

この相手のどこを見るかについては、諸説あります。「鼻の辺り」と言う人もいれば、「鼻から胸の辺り」と言う方もいます。

いずれも、相手の細やかな動きが同時に目に入る、すなわち、「」が出来るように体勢をとる技です。

ポジショニングは基本的かつ絶大な効果をもたらす

プロボクシングで世界チャンピオン寸前まで行った方に尋ねたら、「相手ののど仏辺りを見る」という答でした。拳闘という場面ではその辺りに目をやるのが全体視の方法なのだなと理解しました。

これは、日常の会話にも応用できます。相手の全体を見ようとする‥‥そうすれば、必ず相手に正対することになり、距離も近すぎず遠すぎず、最も心地よい距離に位置することになります。

ポジショニングは基本的かつ絶大な効果のある技です。全体視をしようという意思を持てば、自然に最高のポジショニングが出来ているはずです。

適格に相手に反応でき、コミュニケーションがスムーズに

武道では「間合い」ですね。この体勢で話をすれば、相手が何を考え、何を感じ、何を思い、何を言おうとしているか、どんどん入ってきます。

したがって、その話への反応も、適格なタイミングで出来て、コミュニケーションもスムーズになります。

人と人とが関係する場面でのパフォーマンスが、「相手の全体を見る」ということだけで、格段に向上します!

この技は、藤平光一師に学びました。

横綱千代ノ富士も、実は藤平光一師のこの技を知って、それまで仕切りで眼光鋭く相手を睨み付けていたのをやめて、やんわりと、ふんわりと、穏やかに、優しくと言ってもいいように相手を見るようになりました。

それから本当に強くなっていき、優勝31回という大横綱に登りつめたのでした。

No.018

(極意塾塾頭 野中由彦)