価値観が変わる「目より上理論」 No.044

学習
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生活改善の大ヒント

自分の目よりも上にあるものを見ているか、下にあるものを見ているかによって、心身の状態は変わる。そうであれば、これは生活改善の大ヒントになります。

人は、目より上にあるものは見上げます。下にあるものは見下げます。これはよくしたもので、自分の目より上にあるものは目上、下にあるものは目下。そのままです。

目より上か、下かで価値観が変わる?

人は自分の目より下にあるものは価値が低いものと思い、目より上にあるものは貴いもの、価値のあるものと思う習性があるようです。

これを正確に確かめた實験結果を探しているのですが、見つかりません(笑)。ただし、体感的には、非常にはっきりしたことです。

例えば、名刺。これが高い所に飾られているのを見れば、よほど大切な人物の名刺かと思います。机の上に置かれているのを見れば、まあ普通の名刺だろうと思います。

床に置かれてあるのを見れば、ゴミとして捨てたんだろう、捨てたくなるような人物の名刺だろうと思います。まったく同じ名刺が、どこにあるか、その位置の高さによって、まったく違った印象を与えます。

貴いものは、必ず高い所に飾られる

このことを人類は遠い昔からわかっていたと思われます。貴いものは、必ず高い所に飾られています。立っても座っても目より高い位置になる所に置かれています。

どの宗教でも、貴いものを象徴したものは、すべて高い位置に、具体的には必ず目よりも高い位置に供えています。これを日常生活に徹底的に取り入れれば、生活は大幅に改善されます。

家でも、職場でも、公共施設でも、物の置き場所を正す。特に位置の高さに注意して、大事なものは高い所に置く。観察すると、ほぼどこでもそうしていますね。

ただし、時々例外を見受けますが。大事なもの、貴いものは、けっして低い所に置いてはいけないのですね。

対人関係でも働く原理

これは、實踐的な技で、人は自分よりも高い所にあるものに対しては敬意を払って見るようにできていることを知っているからでしょう。対人関係でも、この原理は働いています。

喧嘩をするときは、絶対に相手より目の位置を高い所にキープするのがコツです(笑)。見下ろすようにすると威圧感が出ます。

相手は怯(ひる)みます。短時間では効果が現れないかも知れませんが、これが15分、30分、1時間と続くと、徐々にそのようになっていきます。

逆に、相手より目の位置が低い所には長く留まってはいけないということですね。裁判所でも、裁判長の席は必ず高い所に席が置かれています。

目の高さが同じだと、親近感が湧く

反対に、相手と常に目の高さを同じにしていれば、親近感、親しい感情が湧いてきます。上下関係ではない、基本的に平等で同等の関係、最もわかりやすい表現では、親しい友だちの間柄であるように感じるようになります。

これは人間関係の極意ですね。親しくなりたかったら、いつもいつも、相手と目の高さを同じにしているだけで、親しくなれるのです。

人は、友だちが相手であれば、対等の関係、氣の許せる関係ですから、話しやすくなります。当然話も弾みます。コミュニケーションがスムーズになるわけです。

コミュニケーションに悩む方におすすめ

極意塾では、コミュニケーションがうまくいかずに悩んでいるという人に、ぜひ、このおよそ誰でも、すぐに簡単にできる技を使っていただきたいと思うのであります。

すなわち、
①目上の人が相手なら、できる限りは自分の目を相手よりも低い位置におく。こうすれば、目上の人は、目上の立場からの話がしやすくなります。結果として、話は短くて済みます(笑)。

②親しくなりたい相手なら、できる限り相手と目の高さを同じにする。

③どうしても注意したり、きついことを言わなければならないときは、できる限り相手よりも目の位置を高くして言う。

目より上理論のまとめ

こんな簡単なことで、コミュニケーションは格段にうまくいくようになります。なぜかと言えば、それは人間はそのようにできているからと答えるほかにありません(笑)。

No.044

〔極意塾塾頭 野中由彦〕