人は見ている物に絶大な影響を受けている
極意塾は、生き方改善の塾、生活改善の塾です。およそ誰でも、すぐに簡単にでき、樂しく幸福に暮らすのことに絶大な効果のある“技”。わたしの人生は、これを研究し、実験し続けてきたようなものです。
いろいろな「よりよく生きる」ための技をの中で、その効果のほどに、そしてその容易さに驚き続けてきたことは、「人は見ている物に絶大な影響を受けている」ということです。
見ているものに完全に支配されていると言っても過言ではありません。ということは、見るもの、見る対象を変えるだけで、すぐに簡単に自分の心の状態も身体の状態も変えられるということです。
上を向いていると心が整い、下を向いていると心が乱れる
人は、上を向いているものを見ていると、心が整います。反対に、下を向いているものを見ていると、心が乱れます。
人は、高い所にあるものを見ていると、心が整います。反対に、低い所にあるものを見ていると、心が乱れます。
人は、美しいものを見ていると、心が整います。反対に、醜いものを見ていると、心が乱れます。
人は、バランスがとれているものを見ていると、心が整います。反対に、バランスが崩れているものを見ていると、心が乱れます。
極意塾では、これをさまざまテストするプログラムを用意しています。例えば、親指を立てたグーの形、親指が上を向いているのを見ていると、後ろから不意に突かれてもふらつきません。
しかし、同じ形なのに180度回転させて、親指が下を向いている、すなわち、ブーイングの手付きを見ていると、どう頑張ってもふらついてしまいます。
何を見ているがで人生が決まる
見ているものの違いで、身体の状況が、いとも簡単に変化してしまうのです。これは、やってみればすぐに体感できることです。これって、すごいことだと思います。
「これ以上に重要な情報ってありますか?」と言いたいほどにすごい。なぜなら、見ているものを変えることで、心の在りよう、身体の在りようを簡単に変えられるからです。
これ以上の生き方のヒントって有りますか? 下手な人生論よりはるかに役立つ智恵です(笑)。何を見ているがで人生が決まる。これを「何見てんの理論」と名付けました。
人は見ているものに影響を受ける
人は見ているものに徹底的に影響を受けるのだから、単純に、見るものを、美しいもの、力強いもの、明るいもの、元氣なもの、‥‥すなわち、プラスのものだけにしてしまい、その反対の醜いもの、弱いもの、暗いもの、元氣のないもの、‥‥すなわち、マイナスのものを徹底して避ける。
単純にこれだけで、生活の快適さは格段に向上します。そんなの当たり前じゃないか、と思われるでしょうね。(^o^)
過去の自分自身も、そう思って一笑に付しただけだったでしょう(笑)。しかし、生活改善の成否の鍵は、そこにあるのです。この技を生活のあらゆる場面に実際に取り入れると生活が激変します。
そして精神生活も大きく変わって極めて快適なものになります。実験済みです。その威力たるや驚くばかりです。極めて重要なので繰り返します。
親指を立てたグーの形を見ている人を横から押してもびくともしません。反対に手の形をそのままにして回転させ、親指を下に向けたブーイングの形を見ている人を押すと、簡単にふらつきます。
目に入るものをプラスのものに変える
オーリングテスト(後日別途コメント)でやっても、立位体前屈でやっても、明らかな差が出ます。抵抗しようがありません。人間って、それほどまでに、見ている物に影響を受けているんですね。
だったら、徹底的に目に入るものをプラスのものに変えるだけで、心も体もよい状態に出来てしまうんですね。これには本当に驚きましたし、驚き続けています。
見ているだけで心身が整うものは、高いもの、上向きのもの、美しいもの、バランスが整っているもの、この条件が整っているもののようです。このことは人類の結論のようです。
どの大宗教でも、天高く先が尖った建物が使われています。キリスト教の教会。イスラム教のモスク。仏教の寺院。神道の神社。‥‥どれも見上げるようにデザインされています。
また、富士山のような山も同様の影響を与えるものですね。五重塔も影響力が大きいものです。ということで、極意塾では、富士山と五重塔の画像を多用しています。
高い・上向き・美しい・バランスがとれている
極意塾では、「高い・上向き・美しい・バランスがとれている」を象徴した“上向き矢印”をシンボルとしました。それを見ているだけで自ずと心身共にプラスの状態になれるからです。
色のデザインも、朝陽が輝いて昇るイメージの、明るく生き生きしたものにしました。私の部屋には、どこからでも見えるように、何十もの上向き矢印が貼られています(笑)。
フェイスブック投稿に富士山の写真を添付しているのもこの技の応用・実践です(笑)。
これは藤平光一師に、中村天風師に、そして直接的には落語家の金原亭世之介師匠から学んだことを極意塾風にアレンジしたものです。
No.041
(極意塾塾頭 野中由彦)